美濃焼のモダン仏具セット

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コンパクトでモダンな仏具

美濃焼の地から、現代の住空間になじむ コンパクトでモダンな仏具をお届けします。

リビングに置く
インテリアを選ぶように仏具を選ぶ
シンプルでお手入れしやすく、実用的な工夫を施した仏具です

陶製モダン仏具のここがポイント!

香炉( 小)、ロウソク立、仏飯器、茶湯器は底の部分(内側と外側の間の本体内部)が空洞になっています。熱いお茶、お線香やロウソクなど火をご使用いただいても、側面(外側の手で持つ部分)は熱くなりにくい構造になっています。デザイン性だけでなく、安全面を考えた、お子様からお年寄りの方まで安心してお使いいただける新しい仏具です。香炉( 小)・線香差は、一般的なお線香の半分の長さのものを立ててご使用いただくのに適しています。

安心・安全で機能的

火消し用の蓋がセットでデザインされたロウソク立は、ロウソクをご使用後、蓋をかぶせるだけで火を消すことができます。また、側面が熱くなりにくい二重構造の香炉など、お子様からお年寄りの方まで、安心・安全にお使いいただける工夫が施されています。

ロウソクは必ずロウソク立の芯針に合ったサイズ、燃焼時間が短いサイズ、火消しの蓋がかぶさるサイズのものをご用意下さい。

丸くご飯が盛り付けられる

茶湯器は「おモッソ(ご飯盛の型)」にも兼用でき、仏飯器に丸くご飯を盛ることができます。ご飯を盛ることが苦手な方にも便利にお使いいただけます。

①茶湯器に御飯を詰めます。 ②仏飯器と合せます。
③軽く上下に振ります。 ④仏飯器を下にして茶湯器を取り外します。

お手入れが簡単

土物の風合いを表現しながらも素材は磁器(石物)で出来ているため、陶器(土物)よりも割れにくく、毎日のお手入れは食器を扱うように簡単です。土物のようにカビや水漏れの心配もありません。

陶製モダン仏具 備前吹き

土物の風合いを表現した落ち着いた質感の仏具

陶製モダン仏具 白ミカゲ

ミカゲ石の風合いを表現した優しい質感の仏具

美濃焼の魅力

美濃焼とは

美濃焼は、岐阜県多治見市・土岐・瑞浪の東濃エリアと隣接する可児市で作られる焼き物の総称です。多くの焼き物がある日本ですが、美濃焼きが全国で占めるシェアは半分以上と、日本最大の陶磁器生産拠点であり、中でも土岐市が陶磁器生産量の日本一の街となっています。

美濃焼の歴史

岐阜県の東濃地域では古来より焼き物が作られていた歴史があり、「須恵器(すえき)」と呼ばれる硬質の焼き物が古墳時代から奈良時代にかけて作られていたことが分かっています。平安時代になると「釉薬(ゆうやく)」をかけて焼く「白瓷(しらじ)」、鎌倉時代には庶民も使用できる硬質で釉薬をかけずに焼く「山茶碗(やまぢゃわん)」が作られました。

戦国時代に入ると、それまで主流だった地下式・半地下式の窖窯(あながま)に代わり、地上・半地上式の大窯(おおがま)が多く築かれます。このころには、鉄分を含んだ釉薬をかけて焼く「鉄釉(てつゆう)」なども焼かれており、大窯では天目茶碗や釉薬がかけられた皿などが多く作られています。

安土桃山時代には茶道の流行もあり、「瀬戸黒(引出黒)」「志野」「灰志野」など、強い個性を持つ焼き物が登場しました。江戸時代になると九州から登り窯(のぼりがま)が伝わり、透明度の高い「御深井釉(おふけゆう)」を使った「御深井焼(おふけやき)」や、「織部焼」の優れた作品が多く見られるようになります。

その後、日用雑貨も大量生産され、江戸時代後期には陶磁器生産も開始。美濃焼きは全国各地に広がりを見せ、明治時代には海外へも輸出され高い評価を受けています。

美濃焼の特徴

美濃焼きは「特徴がないことが特徴」と言われることもあります。作られている地域や品目がいくつもあるため多種多彩。それゆえ、「美濃焼きはこれ!」といったものを一つ挙げることが難しいのです。

このようななかでも「美濃桃山陶」と言われる「織部」「志野」「黄瀬戸」「瀬戸黒」は斬新で美しく、これらの焼き物は美術品としても人気があります。志野茶碗の「卯花墻」(うのはながき)は、日本製の焼物では数少ない国宝指定物件の1つとなっています。