四十九日までに行われる法要

未分類
この記事は約3分で読めます。

四十九日までに行われる法要

忌日(きにち)とは、故人の亡くなった日のことです。「命日」という呼ばれ方のほうが知られているかもしれません。仏教では、この日を基準にして節目ごとに法要を行うこととされています。これらの法要を「忌日法要」と言います。初七日の後、二七日、三七日、四七日、五七日(三十五日)、六七日を経て、七七日(四十九日)をもって忌明けとなります。

忌日法要は、忌中と忌明けで法要の意味が異なります。亡くなってから49日を経過するまでの忌中の法要では、故人が仏となれるように、供養をします。また、忌明け後の決まった年ごとに行う法要には、家族が故人を忘れず、故人も安らかであり続けられるように、という願いが込められています。

忌中の供養は7日ごと

「忌中」とは、亡くなってから49日以内のことです。仏教ではこの期間、故人が極楽浄土へ行けるように7日ごとに祈念して法要を行います。宗派にもよりますが、忌中の期間は、故人はまだ「霊」として死後の裁きを待っている状態と考えられています。「三途の川」や「閻魔大王」の物語に相当する期間です。

初七日からはじまり、七七日(四十九日)まで七回の法要が行われます。最近では、葬儀後に初七日法要を行い、あとは七七日(四十九日)法要を行うのが一般的になっています。

十王審判

仏教では輪廻転生(りんねてんしょう)という考え方があり、命日から四十九日の間に、故人が次に生まれ変わる世界(来世)が決まるとされています。来世とは、天、人間、修羅(しゅら)、畜生(ちくしょう)、餓鬼(がき)、地獄の六道(ろくどう)のことです。

この間故人は七日ごとに、生前の行いに対して閻魔大王をはじめとする十王からお裁きを受けるとされています。しかし、この六道の世界はどこへ行っても煩悩の苦しみがあり、それを超越した世界が極楽浄土です。仏になると輪廻転生を繰り返さず、浄土で心が穏やかに過ごせると言われています。

残された家族は故人が極楽浄土に行けるように、このお裁きを受ける七日ごとに故人に善を送る(追善)法要を営みます。

忌日に行われる法要

亡くなってから7日目を「初七日(しょなのか)」の法要と言います。初七日から後は順に、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)、六七日(むなのか)と進んでいきます。

七七日(なななのか)は、「四十九日(しじゅうくにち)」とも言われます。この日、故人の霊に対して、最後の裁きが行われます。家族に悼まれ、功徳を積んだ故人は、この日をもって「仏」として、極楽浄土へ迎え入れられると言われています。

この日を過ぎると「忌明け(きあけ)」、「忌が明けた」などと言います。

法要と法事

法要とは、遺族が故人を偲び冥福を祈るために行う「追善供養」のことを指します。法要は一般に「法事」と言っていますが、厳密に言いますと、住職にお経をあげてもらう追善供養を「法要」と呼び、追善供養の後席の会食まで含むものを「法事」と呼びます。

法要は故人を偲び、冥福を祈るために営むものなのです。

忌中にお届けするおススメの胡蝶蘭

こちらの胡蝶蘭は全国に配送可能ですが、東京23区、大阪市内、名古屋市内、福岡市内、横浜市の一部地域では、直接手渡しでお届けします。※全国には宅急便でお届けします。

直接手渡しでお届けするので、胡蝶蘭を配置する場所までお持ちします。お届けの際、宅配便と違い玄関でお届け完了ではないので、梱包資材(外箱など)の処分も無く、お届け先様から大変喜んで頂いています。